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トレラン

予想外に苦戦するも最後まで動き続けて完走・パラチノース®︎で補給しながら香港のトレイルランニングレースを走りました

このページは過去にDogsorCaravanに掲載された記事です。


目次

ぶりのレースは計算外の出来でしたが、なんとか最後まで走り切ることができました。

特集記事「ゆっくり吸収される糖質、パラチノースを知る」は、第一回で糖質としてのパラチノースの特徴を解説し、第二回ではトレイルランニングのトップ選手である小原将寿さん、第三回ではスポーツニュートリションを日本に広めたパワースポーツの滝川次郎さんにお話を聞きました。

最終回の今回はDogsorCaravanの編集人である筆者が香港で行われたトレイルランニングレースに参加、パラチノースを補給に実際に活用したレポートをお届けします。

第一回:補給のカギは吸収のスピードにあり
第二回:小原将寿選手に聞く、実践的なエネルギー補給の方法論
第三回:パワースポーツ代表・滝川次郎さんに聞く、スポーツ中のエネルギー補給の進化
第四回:予想外に苦戦するも最後まで動き続けられた・パラチノースで補給しながら香港のトレイルランニングレースを走りました(この記事)

おさらい:トレイルランニングでのエネルギー補給の考え方

ここで、まずはこれまでの特集記事からトレイルランニングでのエネルギー補給のポイントを振り返ってみます。

50kmや100kmのトレイルランニングを走る場合、エネルギーに変わるスピードが速い炭水化物を補給食として体に取り込む必要があります。しかし補給食を消化吸収するための血流は、発汗による体温調整が優先されると効率が落ちてしまう。このため、身体を動かしながら炭水化物を中心とした補給食と水分を適切なペースで摂り続けることが重要になります。

インタビューの中で小原将寿さんは1時間あたり250キロカロリーををエナジージェル、固形物、水分を組み合わせて摂取する、と具体的に話してくれました。さらに身体に吸収される速さが偏らないように、吸収される速さが異なる単糖類を主成分とするエナジージェルと多糖類を主成分とするドリンクミックスを組み合わせる、とのことでした。

一方、滝川次郎さんのエネルギー補給は45分ごとにエナジージェルを一個摂取する、というものでした。しかし、そのエナジージェルの一部はゆっくり吸収されるエネルギー源であるパラチノースの入った「パワーリキッド」にしています。シンプルですが、これでレース中に胃腸の調子を崩す経験はしたことがない、と話してくれました。

パラチノースのウェブサイトより

パラチノースのウェブサイトより

緑と山に恵まれたランタオ島のトレイルを走るTransLantau by UTMB を取材

今回筆者が取材し、レースを実際に走ったのは11月10-12日に香港で開催された「TransLantau by UTMB」です。

TransLantau by UTMBのメイン会場に選手が集まります。

TransLantau by UTMBのメイン会場に選手が集まります。

高層ビルの立ち並ぶビジネス街、多くの商店が並ぶ通りを多くの人が行き交う繁華街、超高層マンションが立ち並ぶニュータウンが連想される香港ですが、都市部に隣接して豊かな自然に恵まれています。香港島の西方、あるいは香港国際空港の南側に位置するランタオ島もそうした自然に恵まれたエリアの一つで、標高934mのランタオ・ピークを含む山々をつないで島を一周する全長70kmの「ランタオ・トレイル」が整備されています。

140kmのコースはランタオ島のトレイルを東西南北へと駆け巡ります。画像は大会ウェブサイトより。

140kmのコースはランタオ島のトレイルを東西南北へと駆け巡ります。画像は大会ウェブサイトより。

香港ではトレイルランニングの人気が高く、ランタオ島のトレイルをコースとするTransLantauも2012年に50kmのコースで初めて開催されています。大会はモンブランで開催されるファイナルを頂点とするUTMBワールドシリーズに加わり、今年の大会は140km、100km、50km、25kmの4つのレースに50カ国から2,000人以上のランナーが参加して開催されました。コロナ禍の間は大会が中止されたりバーチャル形式で開催されていたため、実際に選手がスタートラインに集まったのは4年ぶりでした。

今回はこの大会を通じて香港の自然やトレイルの魅力を発信したいという大会と香港政府観光局に誘っていただいて大会を取材しました。大会に先立って行われたプレスツアーでは、干潟の上に建てられた「棚屋」と呼ばれる古い水上家屋が立ち並ぶ漁村である大澳(タイオー)や、ケーブルカーからの眺めの後に楽しめる昂坪(ゴンピン)の壮大な大仏を訪問しました。レースに参加する選手はこれらの観光名所も通ることになります。

かつては漁村として栄えた大澳(タイオー)は観光地として人気ですが、今も人々の暮らしの雰囲気が感じられます。

かつては漁村として栄えた大澳(タイオー)は観光地として人気ですが、今も人々の暮らしの雰囲気が感じられます。

大澳(タイオー)の水上家屋が立ち並ぶ様子を眺めることができるボートのツアーもあります。

大澳(タイオー)の水上家屋が立ち並ぶ様子を眺めることができるボートのツアーもあります。

昂坪(ゴンピン)の大仏の足元までは階段で登ることもできます。

昂坪(ゴンピン)の大仏の足元までは階段で登ることもできます。

2年ぶりのレース参戦は練習不足と蒸し暑さで苦戦

今回のTransLantau by UTMBは金曜日夜10時の140km(実際にはコースの変更で128kmのコース)で開幕。筆者もランタオ島の東側に位置し、香港島と結ぶフェリーのターミナルがある梅窩(ムイウォ)をスタートした選手を見送った後、土曜日は早朝から上位を走る選手を追って取材を続けました。午後には上位の選手が次々にフィニッシュし始めます。このまま夜中まで大会会場での取材を続けたいところですが今回は翌日日曜日に25kmのレースを走るので、夕方には取材を切り上げてホテルに戻って準備を開始。

今回筆者が参加するのは大会最終日の日曜日の朝にスタートする25kmのレースで累積獲得高度は750mとなっています。トレイルランニングのコースとしては高低差は特に大きいという感じではなさそうだし、この大会の140kmや100kmのコースの序盤の部分を走るだけでそれほど難しいコースではなさそうです。筆者が完走するのに必要な時間は3時間半と見積もりました。

そこからレース中の補給について考えてみます。まず500mlのソフトフラスクを二つ用意して、一方にはパラチノース100%の「PUREPALA」を2袋(合計40g)を水に溶かしておき、もう一方は水のみを入れます。今回はコース上にエイドステーションが2箇所あるので、ドリンクを飲み切ったら袋入りのPUREPALAを携行してエイドで同じものを用意しようと考えました。

パラチノースはゆっくり吸収されてランニング中のエネルギー切れを防ぐことができる反面、エネルギーの出力はあまり大きくありません。そこで、走り始めて1時間後と2時間後に吸収の速いエナジージェルを一つずつ摂取するという計画を立てました。とはいうもののスタートの1時間半前にはしっかり朝食も食べるので、3時間程度のランニングでエネルギー切れになるリスクは小さいだろうなと思っていました。

レース中もPUREPALAをドリンクに溶かして少しずつ摂取し続けました。

レース中もPUREPALAをドリンクに溶かして少しずつ摂取し続けました。

日曜日の午前9時に25kmのレースがスタート。さほど遠くないところに香港島の高層ビルが立ち並ぶ様子を眺めながら海沿いを走ったのちにトレイルに入ります。この最初のトレイルも海沿いで小さなアップダウンが続きますが、木々の間から時々海が見えたり、小さな砂浜に出たりと気持ちよく走れます。しかし、この日はお天気がよくて日差しを浴びると夏のトレイルを走るように汗をかくようになりました。

海沿いのトレイルを走ります。

海沿いのトレイルを走ります。

スタートから6.9kmで最初のエイドに到着。エイドに着く前に予定通りエナジージェルを摂り、エイドではPUREPALAを2袋、ソフトフラスクに入れてドリンクを作りました。

ゆっくり吸収されるパラチノースだけでなく、素早く吸収されるエナジージェルも摂りました。

ゆっくり吸収されるパラチノースだけでなく、素早く吸収されるエナジージェルも摂りました。

しかし、このエイドを出たあたりから何か足に力が入らない感じになり、少し走っては歩くことの繰り返しになってしまいました。前の週末に自宅近くの舗装路を走っていて転んでしまい、手足に擦り傷ができたのであまり走っていなかったせいなのか、前日の大会取材で睡眠不足のせいなのか、あるいは香港の固いトレイルで小さなアップダウンを繰り返したせいで足が炎症を起こしたのか。理由はよくわかりませんが、スタートから10kmほどでペースは大幅ダウンしてしまいました。

きれいなビーチを見ながら走りますが、ペースは大幅にダウン。

きれいなビーチを見ながら走りますが、ペースは大幅にダウン。

山を下りて再び海沿いを走ってようやく二つ目のエイドに到着します。スタートから16km地点で2時間30分かかってしまいました。少し空腹感を感じるようになり、エナジージェルを摂取し、エイドでオレンジやバナナ、クッキーをいただきました。しかしこの後もペースが上がらないと、空腹感が解消せずに身体に力が入らないハンガーノック状態になるのでは、と思い始めました。そこで、予備のつもりで持っていたPUREPALAを二つのソフトフラスクに3袋ずつ入れて濃い目のドリンクを準備してエイドを出発します。

二つ目のエイドで再度エナジージェルで補給します。

二つ目のエイドで再度エナジージェルで補給します。

ここから先が今回の25kmのコースで最も大きな登りとなります。距離にして3kmほどで標高差250mあまりを登るのですが、ここは段差の大きな石の階段が続いています。この登りで脚が攣るようになってしまい、コース前半で追い抜いたランナーに追い越されるように。それでもドリンクでパラチノースを補給しながら少しずつ登ります。PUREPALAはすっきりした甘さなので、濃い目に作ったドリンクも口の中に甘さが残らず快適に水分とエネルギーの補給ができました。

段差の大きい下りが足に堪えます。

段差の大きい下りが足に堪えます。

必死の思いで登り切った後は、石の間を飛び降りるようなステップで下ることになり、これまた疲れた足には苦難が続きますが、PUREPALAのドリンクを口に少しずつ含みながら走り続け、ようやくフィニッシュ。タイムは4時間37分と大幅に予定をオーバーしてしまいましたが無事に完走することができました。

大苦戦しながらも完走した筆者。

大苦戦しながらも完走した筆者。

パラチノースは一般ランナーにとって心強いエネルギー源、おかげでハンガーノックの心配もゼロ

予定では「小原さんや滝川さんからいただいたアドバイスのおかげで香港のレースを快走!」というレポートになるはずでしたが、大苦戦の25kmとなりました。

しかし、予定よりも大幅にペースが落ちてしまった今回のようなレース展開になっても、パラチノースで補給を続けていれば身体を動かし続けて前に進み続けることができました。もちろん、エナジージェルのように素早くエネルギーに変わる補給食でも走り続けることはできたでしょう。しかし、ゆっくり吸収されてエネルギーに変わるパラチノースを摂り続けたことで、思うように走れない時間が続いてもハンガーノックの心配もなく安定して動き続けることができたと思います。

トレイルランニングはもちろん、長時間身体を動かし続けるエンデュランス系のスポーツでは、行動中の安定したエネルギー源としてパラチノースを補給食に組み込んでおく。トップ選手にも筆者のような一般ランナーにも当てはまるエネルギー補給の新常識となりそうな気がしました。

パラチノースは各地の大会でブースを出展しています

パラチノースでは今シーズンに各地で開催されるトレイルランニングやウルトラマラソンの大会でブースを出展しています。

先日取材で訪れた新城スパルタントレイルクラシックにもパラチノースのブースがありました。

先日取材で訪れた新城スパルタントレイルクラシックにもパラチノースのブースがありました。

パラチノース100%の補給食「PUREPALA」(ピュアパラ)をはじめとするパラチノースを使った商品を実際に手に取ってその場で購入することができるほか、ブースのスタッフの皆さんにパラチノースについて質問できる機会となります。

出展日程は次の通りです。

第一回:補給のカギは吸収のスピードにあり
第二回:小原将寿選手に聞く、実践的なエネルギー補給の方法論
第三回:パワースポーツ代表・滝川次郎さんに聞く、スポーツ中のエネルギー補給の進化
第四回:予想外に苦戦するも最後まで動き続けられた・パラチノースで補給しながら香港のトレイルランニングレースを走りました(この記事)

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01
持続性のエネルギー源

ゆっくり吸収される性質から、持続的にエネルギーを供給できる。
スポーツ、勉強、eスポーツなど、長時間エネルギーが必要な場面に適しています。

エネルギー源の吸収と放出を示すグラフ。砂糖・ブドウ糖は短時間で急激にエネルギーを放出し、パラチノースは長時間にわたり持続的にエネルギーを供給することを示しています。
02
植物由来の天然素材

パラチノース®は、てん菜から作られた砂糖を酵素変換したもので、
自然界では、はちみつなどに微量に含まれる糖質の仲間です。

酵素の力を使って砂糖から生成
03
すっきりとした甘さ

すっきりとして甘すぎず、
飲みやすい味です。

料理や飲料などに使用しても
素材の味を邪魔しません。

コップを持っている写真