Vol.01 パラチノース®が持久型スポーツに適している理由
「パラチノース®ってなんですか?」

みなさんは、運動中のパフォーマンスをサポートする『パラチノース®』という名前を聞いたことがありますか?
サイクリングやマラソンに良いらしいのですが、どんな特徴をもっており、なぜ運動、それもサイクリングやマラソンといった持久系スポーツに適しているのでしょうか。
今回、パラチノース®を販売しているDM三井製糖で、マーケティングを担当している宮崎 大地さんに訊いてみました。

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そもそもパラチノース®ってなんだろう

パラチノース®は「糖質だ」ということは理解していますが、そもそもは何なのでしょうか?

宮崎さん : ほとんどの方は、普段の生活の中で「パラチノース®」って言葉自体を聞いたことがないと思いますので、まず砂糖とパラチノース®の大きな違いについてお答えしますね。
パラチノース®とは、砂糖と同じ糖質の一種です。そして、その一番の違いは、身体に吸収されるスピードなんです。
例えば、いろいろなアミノ酸にはいろいろな種類があるのはご存知だとおもいますが、同じように糖質にもいろいろな種類があって、その中に砂糖やパラチノース®というものがあるんです。

砂糖と同じ糖質の一種!?

糖質であれば、エネルギーに変わるということは同じですよね?

宮崎さん : その通りで、いずれもエネルギーになるという性質があります。パラチノース®は普通の糖質よりもゆっくりと身体に吸収され、エネルギーになります。これが一番の特徴であり、一般的な他の糖質と大きく違う点です。

なぜ吸収されるスピードが違うの?

同じ糖質なのに、吸収されるスピードが異なる理由を教えてください!

宮崎さん : ヒトの身体(小腸、十二指腸)は糖を分解するさまざまな酵素をもっています(食べ物や種類によって分解を行う酵素が違うんです)。また酵素の働きには強弱があることもわかっています。

消化吸収速度のイメージ
消化吸収速度:イメージ

例えばお米に含まれる『でんぷん』のような人類の歴史上、よく食べられている物の場合、ヒトは進化の過程で非常に強力な酵素を持つようになりました。
そのため、食べた瞬間から酵素がすみやかに分解・消化吸収してくれます。これは太古の昔、十分に食べ物がなかった時代の名残りともいえます。少しの食べ物でもしっかり分解して力にするぞという、生き抜くための身体のシステムなんですね。

一方のパラチノース®は天然の甘味料ですが、自然界にほとんど存在しません。例えば、ハチミツなどに1%に満たないわずかな量しか含まれていない希少な糖なんです。
ですからヒトや動物はパラチノース®を強力に分解する酵素を持つ必要がなかったんです。
そのため酵素による吸収・分解スピードがそれほど強くありません。砂糖やでんぷんと比べて酵素の分解スピードがゆっくりなんです。

なるほど! どれくらいスピードが違うものですか?

パラチノース®の吸収速度イメージ
パラチノースの吸収速度:イメージ

本グラフは in vitro の試験やネズミを対象にした
試験より作成したイメージ図で、ヒトを対象にしたものではありません。

宮崎さん : 摂取した量によっても違いますが、普通の糖とくらべると5倍以上も吸収に時間がかかるといわれています。
そういった性質を利用して、持久系スポーツのパフォーマンスのサポートに一役を買っているということです。

ピュアパラシリーズ:イメージ

ピュアパラシリーズ

ピュアパラ(ノンフレーバー)1kg
1,980円(税込)
栄養成分(100gあたり)
エネルギー : 380kcalたんぱく質 : 0g脂質 : 0g炭水化物 : 94.9g糖質 : 94.9g食物繊維 : 0g食塩相当量 : 0g
ピュアパラ スティック20g×10袋入り
980円(税込)
栄養成分(1袋:20gあたり)
エネルギー : 76kcalたんぱく質 : 0g脂質 : 0g炭水化物 : 19g糖質 : 19g食物繊維 : 0g食塩相当量 : 0g

写真 : 小野口 健太

Author profile ファンライド編集部

FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。

Vol.02 パラチノース®が持久系スポーツに適している理由2
「糖質を使い分けてみよう」